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コラム 2026年07月12日

子どもの自己肯定感を育てる声かけ・ほめ方|今日からできる工夫

「すごいね」「えらいね」だけでいいのかな、と迷ったことはありませんか。子どもの自己肯定感は、日々のちょっとした声かけの積み重ねで育っていくと言われています。難しいテクニックは不要です。今日から意識できる声かけとほめ方のポイントを、年齢別の工夫も交えて紹介します。

自己肯定感について親子で触れ合う様子

自己肯定感とは?子どもの成長にとって大切な理由

自己肯定感とは、「ありのままの自分を大切な存在だと感じられる気持ち」のことです。成功や失敗にかかわらず、自分には価値があると思える土台があると、新しいことに挑戦する意欲や、友達関係でのストレス対応力にもつながりやすいと示唆されています。

特に乳幼児期は、身近な大人からのまなざしや言葉かけが自己肯定感の土台づくりに大きく関わる時期だと言われています。完璧な声かけを目指す必要はなく、「大切に見てもらえている」という安心感を積み重ねることが大切です。

積み木遊びを見守る親子

自己肯定感を育てる声かけの基本

結果より過程をほめる

「1位だったね、すごい」よりも、「最後まで諦めずに頑張っていたね」というように、結果ではなく取り組む過程に目を向けた声かけを意識してみましょう。過程を認められる経験を重ねると、結果が思うようにいかないときでも「頑張った自分」を肯定しやすくなると言われています。

「あなたはダメ」ではなく「私はこう思う」で伝える

叱るときについ「どうしてできないの」と子ども自身を否定するような言い方になってしまうことがあります。「机の上が散らかっていると、ママ(パパ)は心配になるな」というように、主語を自分に置き換えて気持ちを伝える工夫をすると、子どもは人格を否定されたと感じにくくなります。

他の子と比べない

「お兄ちゃんはもうできるのに」といった比較は、子どもの中に「自分は劣っている」という感覚を残しやすいと考えられています。比べる対象は他人ではなく、「昨日の自分」「少し前の自分」にすると、成長そのものを認める声かけになります。

「好き」なものについてたくさん話を聞く

子どもは電車やバス、車、消防車、救急車など、自分の「好き」なものを見つけると、目を輝かせてたくさん話してくれます。そうした瞬間に相づちを打ちながらじっくり耳を傾けることは、それ自体が「自分の話を受け止めてもらえた」という体験になり、自己肯定感を育む声かけのひとつだと言えます。難しい言葉かけよりも、まずは子どもが夢中になっているものを一緒に見つけて、たくさん話を聞いてあげることを大切にしてみてください。cobitoworks-kidsのはたらくくるまが大集合する動画のように、お子さんの「好き」が見つかり、親子の会話が広がるきっかけになれたらうれしく思います。

手をつないで話しかける親子

年齢別・声かけのポイント

0〜2歳ごろ

言葉の意味はまだ十分に理解できなくても、表情や声のトーンから「見てもらえている」「受け止めてもらえている」という安心感を感じ取っていると言われています。できたこと・やろうとしたことに対して、笑顔とともに「やったね」「頑張ったね」と短くシンプルに伝えるだけでも十分です。

3〜4歳ごろ(イヤイヤ期との付き合い方)

自我が育ち、自分の気持ちを主張したい時期でもあります。この時期は、自己主張そのものを頭ごなしに否定せず、「そう思ったんだね」といったん受け止めてから、必要なルールを伝えると子どもの気持ちが落ち着きやすいとされています。イヤイヤ期特有の対応の工夫については、いやいや期はいつからいつまで?2歳児のイヤイヤを乗り切る7つの対応とNG対応でも詳しく紹介しています。

5〜6歳ごろ

できることが増え、比較や競争を意識し始める時期です。「できた・できない」だけでなく、「工夫していたところ」「自分で考えていたところ」など、子ども自身の視点や努力に光を当てる声かけを意識すると、挑戦する気持ちを後押ししやすくなります。

こぼした水をフォローする親子

やってしまいがちなNG声かけと言い換え例

忙しい毎日の中では、つい厳しい言葉が口をついて出てしまうこともあります。完璧を目指さず、気づいたときに少しずつ言い換えを意識するだけでも変化につながると言われています。

  • 「早くして」→「あと3分でお出かけだよ、準備できるかな」
  • 「なんでできないの」→「ここまでは自分でできたね、続きは一緒にやろうか」
  • 「またこぼして」→「大丈夫、次はどうしたらこぼれにくいか一緒に考えようか」
服を自分で選ぶ子どもを見守る親

声かけ以外でできること(環境づくり)

声かけだけでなく、日常の中に「自分で選ぶ」「自分で決める」小さな機会を用意することも、自己肯定感を育てる工夫のひとつだと考えられています。服の色を選ぶ、遊びの順番を決めるなど、小さな選択の積み重ねが「自分の意思が尊重されている」という感覚につながります。

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まとめ

子どもの自己肯定感は、特別な教育法よりも、日々の何気ない声かけの積み重ねによって育まれていくと考えられています。結果より過程をほめる、比較しない、小さな選択を任せるなど、できることから少しずつ取り入れてみてください。完璧を目指さず、気づいたときに言い換える意識だけでも、親子のコミュニケーションは少しずつ変わっていくはずです。

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