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コラム 2026年07月19日

子どもの歯みがきを嫌がる…イヤイヤ期にも効く習慣づけのコツ

「歯みがきの時間になると毎回大泣き」「仕上げみがきをさせてくれない」——多くのパパママが一度は経験する悩みではないでしょうか。歯みがきを嫌がるのは決して珍しいことではなく、成長段階に応じたよくある反応です。この記事では、子どもが歯みがきを嫌がる主な理由と、年齢別の習慣づけのコツ、嫌がるときに試したい工夫を紹介します。

洗面所で歯ブラシをいやがる小さな子どもの様子

なぜ子どもは歯みがきを嫌がるの?主な原因

味や感触への抵抗感

歯ブラシが口の中に入る感覚や、歯みがき粉の味・香りを不快に感じる子どもは少なくありません。とくに感覚が敏感な時期は、慣れない刺激そのものが苦手なことがあります。無理に長時間続けるより、少しずつ慣らしていく方が受け入れやすくなると言われています。

「自分でやりたい」自我の芽生え

1歳半〜2歳頃になると自我が育ち、「自分でやりたい」「イヤ」という気持ちが強く出てきます。いわゆるイヤイヤ期と重なる時期で、歯みがきそのものが嫌というより、親にコントロールされることへの抵抗であるケースも多いようです。こうした背景を知っておくだけでも、親の気持ちに少し余裕が生まれます。

眠い・疲れているタイミング

歯みがきは就寝前に行うことが多く、子どもが眠くて機嫌が悪いタイミングと重なりがちです。同じ内容でも、時間帯を変えるだけでスムーズに進むことがあります。

踏み台に乗って自分で歯みがきをする子どもの後ろ姿

年齢別・歯みがき習慣づけのポイント

0〜1歳ごろ(乳歯が生え始めた時期)

最初の一本が生えたら、ガーゼやシリコン製の指歯ブラシで口の中に触れることに慣れることから始めるのがおすすめです。歯をきれいにすることよりも、「口を触られても平気」という感覚を作ることを優先すると、その後の歯ブラシ導入がスムーズになりやすいでしょう。

1〜2歳ごろ(イヤイヤ期に差しかかる時期)

自我が育つこの時期は、無理に押さえつけて磨こうとすると余計に嫌がってしまうことがあります。「自分で持たせる時間」と「仕上げみがきの時間」を分け、まず子ども自身にやらせてあげてから、仕上げを短時間で済ませる流れが取り入れやすいと言われています。

3歳以降(自分で磨きたがる時期)

手先が器用になり、自分で磨きたい気持ちが強くなる時期です。自分で磨く時間を尊重しつつ、磨き残しが多い奥歯や歯の裏側は仕上げみがきでフォローする、という役割分担を伝えていくとよいでしょう。

親子で歯みがき前に絵本を読むひととき

歯みがきを嫌がるときに試したい工夫

歌や絵本、キャラクターの力を借りる

歯みがきの歌を歌いながら磨いたり、歯みがきをテーマにした絵本を読んでから取り組んだりすると、「イヤなこと」から「楽しい時間」へと印象が変わることがあります。好きなキャラクターの歯ブラシを選ばせるのも取り入れやすい工夫です。

「仕上げみがきの声かけ」を工夫する

「10数える間だけ」「奥歯だけ見せて」など、終わりが見える声かけをすると、子どもも見通しを持ちやすくなります。できたことを都度ほめることで、歯みがき自体への苦手意識が和らいでいくケースも多いようです。

「砂時計が落ちるまで」で終わりを見える化する

わが家の場合、仕上げみがきはさせてくれるものの、自分で磨くとなると歯ブラシをかむだけでなかなかごしごし磨けず、苦戦していた時期がありました。そこで取り入れたのが、1〜2分ほどの砂時計です。「砂が落ちきるまでは自分で磨く、終わったらパパかママが仕上げ」というルーティンにしたところ、次第に習慣として定着していきました。小学生になった今もこの砂時計はわが家の歯みがきタイムに欠かせない存在で、かむだけで終わってしまう癖は相変わらずですが、それも含めて「毎日続けられていること」を大事にしています。砂時計や音の出るタイマーなど、目や耳で終わりが分かる道具は、声かけと同じくらい頼りになる工夫です。

選ばせる・お手伝いしてもらう

「どっちの歯ブラシにする?」「先に上と下、どっちから磨く?」など、小さな選択肢を与えることで、「自分で決めた」という納得感が生まれます。イヤイヤ期の対応にも通じる工夫なので、あわせていやいや期はいつからいつまで?2歳児のイヤイヤを乗り切る7つの対応とNG対応もぜひ参考にしてみてください。

小児歯科の診察室でやさしく対応する歯科衛生士と子ども

歯科医院での定期チェックも大切に

おうちでの歯みがきに加えて、歯科医院での定期的なチェックも虫歯予防の助けになると言われています。フッ素塗布や歯並びの確認など、家庭だけでは気づきにくい点を見てもらえる機会にもなります。嫌がる時期が続く場合も、「痛いことをする場所」というイメージがつかないよう、まずは慣れることを目的に受診してみるのも一つの方法です。

わが家では歯みがき粉はフッ素入りの一般的なものを使い、定期的な歯科検診も欠かさず受けるようにしています。歯に色素が少し沈着するのが気になることもありますが、その甲斐あってか、今のところ子どもたちが虫歯になったことはありません。おうちでのケアと歯科医院でのチェック、両方を続けることが安心につながっているように感じます。

まとめ

歯みがきを嫌がるのは、味や感触への抵抗感、自我の芽生え、タイミングの悪さなど、いくつもの理由が重なって起こる自然な反応です。年齢に合わせて関わり方を少しずつ変えながら、歌や絵本、選択肢を与える工夫を取り入れることで、親子ともに負担の少ない歯みがき習慣を目指していきましょう。焦らず、できたことを一緒に喜びながら、少しずつ習慣づけていくことが大切です。

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